1956-02-09 第24回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
そうなってくると、あなたの職権、あなたの防衛長官というものの立場の重要性というものは——もっと極端に言うならば、これは国内的な問題だからまだいい、国外出兵ということになってくると、より以上にあなたの言動は国民を不安に陥らしむる。ただ単に労働組合の闘争ではない。これから農民組合あるいはまた中小企業の連中も、やはり生活権擁護のための戦いをするかもしれない。
そうなってくると、あなたの職権、あなたの防衛長官というものの立場の重要性というものは——もっと極端に言うならば、これは国内的な問題だからまだいい、国外出兵ということになってくると、より以上にあなたの言動は国民を不安に陥らしむる。ただ単に労働組合の闘争ではない。これから農民組合あるいはまた中小企業の連中も、やはり生活権擁護のための戦いをするかもしれない。
そこで朝鮮問題を中心にして今のままで参りますと、私どもは戰争反対である、再軍備は反対である、もちろん国外出兵も反対です。
そうすると北岡さんは、戰前に復帰するということは、あるいは再軍備は反対だ、あるいは徴兵令は反対だ、国外出兵は反対だ、安保條約に基く行政協定は一方的であるから反対だというように、労働組合、革新的な政党を中心に大きく国民的な輿論がまき起りつつあるこの現状を見て、そういうお考えのもとにあのようなお言葉が出たか、これをひとつお伺いしたいと思います。